日本のバスケット界が世界基準に成れないわけ!

公式戦や練習試合でこんな言葉を聞いた人は多いと思います。

@「ファール」「危ないだろう」
@「怪我しないように気をつけて」
@「あまり押し合わないように」
などなど・・・
バスケットすると危ない事もある。
バスケットすると怪我する事もある。
バスケットすると押し合うことも多々ある。
なのにこんな言葉を日本では良く耳にしますよね。
私が知る限り、アメリカではこんな言葉は聞いたことがありません。
バテバテでもコート上に立たせる日本には必要な言葉かもしれませんが、アメリカでは集中してる間しかコート上にいない事が多いので、そんな雰囲気にもなりません。
ゲームを日頃の練習の表現の場と考えて実行しているアメリカとゲームを根性作りと考えてる日本との差かもしれませんが・・・。
でも実は日本とアメリカの差はもっと根深いものだと思います。
日本の文化は、ダメだしの文化で成り立ってます。
そのおかげでクオリティ(質)は上がりますね。
でも残念ながら、最初に何かを始め失敗した人を避難する癖もあります。
アメリカは誉める事が常です。
だから新しい物が産まれます。クリエイトされます。
更に失敗しても最初に始めた人をパイオニアを言って尊敬してくれます。
この事だけをとっても、日本とアメリカの文化と歴史が考え方の違いを生み、育成の環境も違いも生んでると思います。

2000年の歴史を持つ農耕民族、島国の日本。

限られた資源、自分達で築いた環境を守るために、「和」を求め続けたと思います。良い事です。
でも逆にその「和」を乱す物は非とされ、一旦過ちを犯すと「和」に戻れない環境がある事も日本人には身に染みてる事でもあります。
ただその事が、クリエイトさをなくし、ミスを人のせいにしたり、事なかれ主義を作り問題を無い物としてしまう傾向も生んでます。
そしてそれは長~い歴史の上に日本人の体にしっかりと染み込んでます。
そんな日本が得意とするオリンピック競技、それは接触が少ない個人やチーム競技です。
ただ元々接触が前提の柔道やレスリングは、小さくても「柔良く剛を制す」の考えで様々な技が生み出されてるので、世界でも日本人が戦える準備が十分でした。
またサッカーも強引とも言える環境政策の転換(Jリーグ発足)から多くの日本人が海外に出て活躍するようになり、現在では世界で戦えるような日本人になってきました(足掛け約20年以上かかってますが。)
その日本に比べ、まだまだ生まれたてで、新しい物が出来ていかないと国が成り立たないアメリカ。
皆がしっかりコミュニケーションを取ることを心がけないと成り立たないアメリカ。ダメだししてる暇がありません。
多少怪我をしてても止まって文句言ってる暇はありません(言い過ぎかな 笑)
勇気を持って前進、改革を進めないといけないアメリカ。
そんな国のあり方で出来上がるバスケット文化(環境)の違いは明白ですね。
日本のバスケット界が世界で戦えない理由は、日本の歴史と文化が作る日本式のバスケット環境です。
だからもし、日本のバスケット関係者が「世界を目指す」と言うならば、まずはそこを気づく必要がありますね。
そして次の一手が必要になりますね。
ここで誤解のない様にお伝えします。
私は、日本のバスケットを否定しているのではなく、ただ世界で勝つ為には世界を知ろうとする事が必要だと思ってるだけです。
ただアメリカ(その他の国も含め)のバスケットを感じたり勉強したりではなく、アメリカ(その他の国)の文化、歴史、経済背景、教育環境などを一緒に勉強し、同時に日本も振り返る、そんな考えも必要だと思ってるだけです。
そしてその上で、はっきりした目標と計画を立てなければいけないと考えてるだけです。
私は2004年にレッドベアーズをいうクラブチームを熊本に立ち上げました。
子供達の見本となるような大人のチームを目指して。
そしてその時、周りに馬鹿呼ばわりされましたが、「目指せ世界基準!」の言葉とMake a Dream! Get a Dream!のテーマを掲げました。
そして今は、その考えを持って出発して良かったと思います。
何故ならば、その目標と目的を持ったからこそ、日本とアメリカの違いに気付く事が出来たからです。
そして2004年から約8年後、このLAに来て、その目標はもっと明確な物になりました。感謝。
私は、バスケットに関わる子供達が迷わない答えを手にしました。 その事が自分でも心地良いです。
ただ色んな事を知った今、またやりことが増えたようにも感じます。
これまで一緒にやってきた仲間には申し訳ないですが、次のステージに一緒に行ってもらいます(笑)
世界基準のバスケットを感じ続けたいバスケットマンの為に、はっきりした環境を提案したいと思います。
International Basketball League youth tournament in Japanの始まりです。
世界基準のルール、日本人が考えなきゃいけないルールを提案して、世界基準の環境に導きたいと思います。
ただし、そんな価値観で良いと思う、コーチや大人と一緒にやりたいと思います。
その方が楽しいしね。
Tatsumi Nishida