A-Tornadoes通信vol.6
すっかりご無沙汰してしまいました。見上げると夜空が賑やかです。
今回はTornadoesの桜木花道?!
天才ですからこと、ヤスくんの登場です!
1 Tornadoesメンバーへのインタビュー(ヤス編)
2 To ヤス From HC西田
3 正峰コラム
4 Tatsumi’s-eye
1 Tornadoesメンバーへのインタビュー(ヤス編)
Q1.ジェイトレで一番驚いた(ためになった)トレーニングは何だったですか?
ジェイソンのトレーニングは毎日が驚きの連続で、毎日苦戦していました。やはり印象に残っているのはテニスボールを片手で壁に投げてキャッチして、
もう片方の手はドリブルを一生懸命に。
これが最初は全く出来なくて、横を見ると小学三年生が普通の顔してメニューをこなすわけですよ。
悔しくて悔しくて、それからテニスボールを離さない日は無かったです。そんな何気ないウォーミングアップでさえ僕は120%を注いでました。
Q2.日本とアメリカのバスケットボールの環境で一番違うなぁと思った点は?
アメリカと日本の違いは、ファンの数じゃないですかね。
というか、文化の違いを凄く感じました。
アメリカは、人を愛し、土地を愛しています。
アメリカのバスケットボールを知るには、アメリカの歴史を学ぶ必要がある。そう感じましたね。
違いは文化です。
彼らは地元の高校や大学生を我が子のように応援します
大学の試合に足を運べば、隣の80くらいのおじいちゃんはコーラを片手におばあちゃんと仲良くポップコーンを食べてこちらの視線に気づいたと思ったらニコッと笑うわけです。
その風景を見たとき、文化を感じました
Q3.Tornadoesに参加して、バスケットボールに対する意識の変化ってありましたか?
バスケットボールへの価値観が変わりました。同じバスケットボールでも、違う競技をやっているようでした。
まだまだ、バスケットボールへの想いは片思いでいたいです。
Q4.選手との宿舎生活でのこぼれ話、なにかあったら。
選手とはそれぞれみんなとの部屋をナイスな塩梅で共有できたかなと。
人の心にズカズカと入り込んでくる僕のキャラに、最初はみんな戸惑ったと思うのです。ジョーダンも、大史くんも。
でも受け入れてくれた。
そんな仲間たちに出会えて僕は嬉しいです。
話が脱線しましたね。(笑)
宿舎での一番の思い出は、アッキーとの漫才ですかねー☆
誰も見てないのに二人だけで漫才してました。
バスケの話もせずに。
バスケよくわからないんですよー(笑)
Q5.滞在中に栗原正峰に書いてもらった書についての感想を。
先生からは巨人の巨という字をいただきました。その作品には、先生の想いがぎっしり詰まっています。
ただ大きくなるのではなく底辺からずっしりと構え、アメリカ人を喰ってやろうとするような熱意を僕は感じました。
まだその次元じゃないんですけど、いつか辿り着きたい境地でもありますよね。
先生、BIG感謝。
Q6.一番恋しくなった日本食って?
日本食は、たくまさんと辰巳さんが作る料理が毎回絶品でしたので、特に食べたいものは無かったです。
言うことがあるとすれば、、、
「BIG感謝」
Q7.西田HCを漢字一字で表すとしたら?
辰巳さんは、、「欲」ですかねー♪
大胆そうに見えて実は繊細なヤスくん。
栗原正峰との子弟関係は、傍から見ていて微笑ましく、時にはうらやましくすらあります。
今月初旬に渡米してトレーニング中のヤスくん。
NBAのコートでのダンクシュート、
BIG期待しています!
2 To ヤス From HC西田
ヤスにはBeforeもAfterもない感じですね。
彼は元々「世界に出る」という事を目的にしているので、積極的に前に出ました。
それは試合であろうが、プライベートであろうが。
だから今回のトルネード活動を通して、目立って変わったと思えるところはありません。
しいて言えば、やはりプロのステージを初めて経験したわけですから、緊張のあまり、体力の消耗が早く、コート上で結構早めにバテたりしてました。
しかし、それも時間とともに解決。
自分なりにシーズンを通して、コントロールを始め、徐々にプロのステージにふさわしい風格をも身につけるようになってきました。
ヤスに必要なのは、後は経験ですね。
ステージが上がれば、上がるだけ、そこにも対応できる。
だから出来るだけ高いステージで経験を積むことです。
彼のAfterは、次への始まり。
彼の成長が今後も楽しみです。
もっともっと上を目指して!
3 正峰コラム
皆さんご存じのようにヤスオは私の教え子です。
高校時代のバスケ部の顧問は私です。
元甲子園球児の私がバスケを教えるという
常識はずれの環境で彼は育ちました。
バスケ歴も浅く、よくここまで来たものだと感心しています。
だからこそ他の人にはできない「何か」を持っているのでしょう。
彼に書いた文字は「無」。
無がつく言葉の中に「無心」という言葉があります。
それは「雑念や欲心のないこと」という意味のほかに
「無邪気であること。また、そのさま」という意味もあります。
すなわち、いつまでも子供のような遊び心を持ち
今のように、余計なことを考えず前に進んでほしいという
私の強い想いが込められています。
バスケに浸かりすぎてこなかったヤスオだからこそ出来ることがある。
「無」であるからこそ、成し遂げられることがある。
無であることの大切さを忘れず頑張ってほしい。
本当の勝負はこれから。
がんばれヤスオ。
応援しています。
*ヤスくんのコメントはシアトルで書いてもらった書ではない模様。
二人の関係性が現れてるなぁと思ったので、そのまま記載しました。
ちなみに写真は「無」です。
4 Tatsumi’s-eye
今回の渡米で身体についての意識が変わったと言われるHC西田に話をうかがいました。
Q1 今回、アメリカでカイロプラクティックを開業されていらっしゃるこばた先生との出会いで、
バスケットボールの一番の資本でもある身体について、腑に落ちたことがあるとおっしゃっていましたが。
はい!
これまで体の事はそれなりに気にしていたし、体の作りに合わせてバスケットの技術もその稼動域を考えながら・・・なんて思って指導もしてきました。
しかし、コバタ先生との出会いで「カイロはパフォーマンス向上の為に、本来のあるべき姿を維持する為に行います」との説明と考え方を聞いて、
更にバスケットの技術を指導するには、体を知ることが大切だと確信しました。
Q2 がむしゃらにトレーニングするのではなく、ということでしょうか。
はいそうです。
がむしゃらではいけません。
スポーツによって体のトレーニングの方法も異なります。
Q3 お話をうかがっていると、体を作る食べ物にも気を遣わないといけない気分になってきます。
そうですね。
結局は、食べ物が体を作りますからね。
私もまだまだ勉強することが沢山あります((#^.^#))
アメリカに行くと、謎が解けると思ってきました。
確かに謎は解けてきたように思いますが、勉強をしなきゃいけない深さも同時に分かってきたように思います。
Q4 そういったことから見ても、ジェイソンのトレーニングは理にかなっているということでしょうか。
その通りですね。
彼は、バスケットの指導をする前に、大学で体の構造&トレーニング理論を習ってますからね。
今思うと、彼と会った当時、彼の話を分かったように聞いてましたが、同じ話でも、体の事を気にし出した今の方が、彼の言ってたことを深く理解出来ます。
おかしなもんです(*´∀`*)同じ話なのに。
それにしても日本では、体の構造などを意識して指導しているコーチは少ないと思います。
でも、実は体の事を知らないと、バスケットのスキル効率も理解出来ないですね。
ジェイソン、ティム、そしてDr.コバタ。
トルネードをサポートしてくれている彼らの御陰で、トルネードの活動を通して、世界基準の選手や指導者が日本から出てくるのも時間の問題ですね。
ありがとうございました!
編集後記
最近、篆刻にはまっています。高校生の時に一度やったきりだったのですが、京都の友達に勧められて
夜中にコリコリ、石削ってます。
この友人、人をその気にさせるのがひっじょーにうまい。
褒め上手というか、やれそうな気にいつのまにかなっている。そのまま、を認めてくれているのが伝わるからなのでしょう。
会うたびにそうありたいと思う女性です。
久しぶりにシリウスを見て、変わらないものの強さを感じた夜に。
A-Tornadoes emi