A-Tornadoes通信vol.7

A-tornadoes通信 vol.7

師走に入り、今年一番うれしかったことを同僚やボランティアさんと話す機会があったのですが、
「あと1ヶ月あるからそれにかける!」とか「プロポーズされたこと」とか「犬を飼い始めた」などなど
それぞれのうれしかったこと、が聞けて新鮮でした。
みなさんの今年一番うれしかったことってなんですか?

今回は第1回Tornadoesのキャプテン、ウメさんの登場です!

1 Tornadoesメンバーへのインタビュー(ウメさん編) 
2 To ウメさん From HC西田
3 正峰コラム(次々回に登場予定)
4 Tatsumi’s-eye

1 Tornadoesメンバーへのインタビュー(ウメさん編)

Q1.ジェイトレで一番驚いた(ためになった)トレーニングは何ですか?

シュートフォーム養成ギブスやキラークロスオーバーコーンやブロックバーなどの器具に驚いたと同時にワクワクしました。

Q2.最初のTornadoes活動でキャプテンだったとお聞きしました。そのとき感想を。
 
初海外というものすごい環境の中、キャプテンを任され正直キャプテンらしいことは何も出来てなかったんじゃないかと思います。
第一回Tornadoesに集まったメンバー全員がバスケに対する意識が高く、僕が見習っていたぐらいです。
私生活の面でも、一つ屋根の下で不満もあったかと思いますが、協力的に過ごしてくれていました。僕が気づく前に皆が気づいてくれていた感じです。
メンバー全員に今でも本当に感謝しています。

Q3.日本とアメリカのバスケットボールの環境で一番違うなぁと思った点は?

「和」と「個」でしょうか。

Q4.Tornadoesに参加して、バスケットボールに対する意識の変化ってありましたか?

ありました。簡単に言うと
「井の中の蛙」「百聞は一見に如かず」「環境」
この3つでしょうか。

Q5.選手との宿舎生活でのこぼれ話、なにかあったら。

必ず朝一番にトイレをする選手の
「つまった~~~~~!!!!!!」
の声で起床していましたw

他にも山のようにありますw

Q6.指導者の立場で一番難しさを感じることは何でしょう。

「十人十色」ですかね。

Q7.スクールの子どもたちを自慢してください!

僕より上手い選手が沢山います(汗)
部活が終わってからスクールに来て一生懸命頑張ってる姿を見ると本当に尊敬します。
僕の方が選手に育ててもらってる感覚にもなるぐらいです。

Q8.西田HCを漢字一字で表すとしたら?

「創」
何もないところからでも何かを生み出す人。

情熱・信念・継続
この3つを兼ね備えた人だと思います。

Respect !!!!!!

スクールで楽しそうに指導しているウメさんは誰よりも声が大きくて、元気いっぱいで、バスケットボールがほんとに好きなんだなぁと、
観ているだけで元気になります。
ごはん食べているところを見たときには、そのご飯があまりにも大盛りでびっくりしたことも。
またスクール見学に行きまーす。

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2 To ウメ From HC西田

生真面目、猪突猛進、実直という言葉が似合う梅田選手(現レッドベアーズコーチ)
プロ選手でもない、有名大学に行ったわけでもない、体格に恵まれているわけでもない。
むしろその逆。

そんな彼こそ彼の特徴を活かしてバスケット界で必要だと思われるような人材になれるはず。
そう思って一緒に、一般男子のチームレッドベアーズを2003年に立ち上げました。
それは、子供達の見本となる大人のチーム作りを目指して。

そしてその1年後、ジュニアレッドベアーズを開校、選手が上手くなるには、指導されるより、指導する事も同時に行ったほうがいいという事をスタートとして。
指導を受ける、ベンチから指示を受けることをより深く理解する。
その事は、自分が指導をしてみると良くわかる。
しかし現役選手の多くは、自分がプレーしたい、が先で、教える事をしたがらない。
そんな中、梅田選手だけは別で、選手として練習しながらも率先して指導に取り組みました。
それは私が熊本を留守してる時でも、休まず続けてくれました。

だから現在の梅田選手は、選手としても人としても大きく成長したと思っています。
身長、体格では、もちろん恵まれてないのに、チーム作り、コミュニケーション能力、判断能力が数段に成長してるし、相手チームとの戦略判断でも
確率の高い方法を選べるようになりました。

バスケットは、身体だけではない。
私は指導者として、子供たちに教えたかった。
梅田選手は、正にその事を実践してくれた選手です。

また彼のバスケットボールの価値観を大きく変えてくれたことは、2009年、第1回トルネードにキャプテンとしてIBLにチャレンジした事だと思います。
プロを目指す…あるいはプロの選手が参加してる中で、彼はプロでもなければ、プロを目指してるわけでもない。
でも彼は、そのチームのキャプテンをしたわけです。

ゲームでは控え選手、でもチームでは誰にでも頼られる兄貴分。
人生はバスケットが全てではありません。
その人の人柄が、その人の人生を決めます。
その時、梅田選手のそれまでの頑張りが、屈強な男たちを魅了したということだと思います。
そしてそれはそのまま本人の自信にも繋がった事でしょう!

彼の成長は、ほんとうに多くのバスケット人に勇気と希望を与えてくれます。
私は、彼の今後の活躍と成長に、更に期待したいと思ってます。

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4 Tatsumi’s-eye
今回は西田HCの現役時代の思い出などを語っていただきました!

Q1 バスケットボールを始めたきっかけを教えてください。

小学校6年生の時に、バスケットクラブの先生に誘われて始めました。
でも先生が声をかけてくれたのは、肥満予防の為だったようです。
 
Q2 現役時代にNBAの選手で好きな選手は誰でしたか?それはなぜ?

デトロイトピストンズのアイザイア・トーマス選手です。
同じPGなので、常に彼のプレーを参考にしてました。
 
Q3 現役時代バスケットボールをやっていて一番嬉しかったことは何ですか?

現役から随分遠ざかってるので、記憶をたどりながら想い出してみました。
一つは、高校総体の九州大会で3位になった時に、沖縄会場が締め切った状態で蒸し暑く、自分でもなかなか頑張りがききにくかった。
そんな中でも最後まで集中力をもって一緒に頑張ってくれた仲間に頭が下がり、終わった後思わず嗚咽しながら泣きじゃくった事を思い出します。

二つ目は、大学一年の時に寮で作業中、後輩5人(当時高校の3年生)から「これから決勝戦です。これまで負け続けた相手に今回は勝ちます」と、
突然電話があり、一人一人5人が決意表明してくれました。
結果は…新人戦、南九州大会と負け続けた相手に、高校総体の県予選で見事勝利!30点差での優勝!嬉しかったですね!

Q4 反対にバスケットをやっていて一番悔しかったことは?

目指せ世界基準を胸に単身アメリカに渡って、様々な人達と出会った中で、縁があったのに、日本のバスケットボール関係者が、世界を目指した活動をしていなかった事を知った時です。
悔しさを越えて、怒りの感情が出てきた感もありました。(*´∀`*)
 
Q5 指導者には以前からなりたいと思っていらっしゃったのでしょうか?

選手の時は、やはりプレー優先でした。
指導者なんて責任の重いことは自分はやりたくないと思っていました。
 
Q6 今、子どもたちに一番伝えたいことは何ですか?

自分でいいんだよ。あなたは世界でただ一人だからって事です!

西田HCの現役時代については、次回も引き続き語っていただく予定です。
お楽しみに~

編集後記

子どもの頃、毎年大晦日に両親から言われて、今年一番うれしかったこと、頑張ったこと、来年頑張りたいことを家族みんなの前で発表させられていました。
大掃除が終わって夕方になると、きょうだい4人で広告紙の裏に箇条書きするのが習わし、でした。
めんどくさいな~、TV観たいな~とイヤイヤ書いていたくせに、この時期になると毎年その頃のことを思い出します。
次を見据えるためには、振り返ることも大切なんだと教えてくれていたんだなぁと今では両親に感謝しています。

今年1年、嬉しかったことがたくさん思い出される幸せな夜に。

A-Tornadoes emi