アメリカで美優のスキルが光ってる!

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シアトルにあるケネディ高校に美優が入学して2ヶ月が経ちました。
11月はいよいよ高校のチームトライアウト、そしてシーズンインですね!

 9月の入学から10月の2ヶ月間はECBAのチームに入り、AAUの大会に出場していました。言葉やフォーメーションに戸惑いはあったものの、持ち前のスキルとバイタリティーで乗り越えたようです。
 
そんなある日、美優は校長先生に呼ばれ、「他の高校から、奨学金付きで移籍しないかとのオファーが来ているよ」と言われたそうです。たった2ヶ月で!アメリカの高校では、このような移籍話はよくあることのようです。今回の美優のように、学校が学校を通して「お前のところの選手が欲しい」って言える、そんな環境が日本と違うんだなって思わされました。

 
がんばって成績を残し、見る人の目に止まれば、それだけチャンスの幅が広がるアメリカ。がんばっていても、環境の関係上、その選手にとって、いい出会いがなかなかめぐって来難い日本。このあたりから、大きく違いますね!

 また、美優は特別に英語が喋れたわけでもありませんし、アメリカのようなフォーメーションを日本で練習していたわけでもありません。日本で私たちが美優に指導したことは、ガードとして、コーチから求められる、チームにとって必要な個人的スキルを、会得、体得することです。

 それが、渡米直後、ECBAのチームに合流したその瞬間から、コーチの要望に応えられる活躍を始めました。私たちもコーチとして、そうなるように育てたつもりではいたけれど、まさかこんなにも分かりやすく美優が結果をだしてくれるとは思ってなかったので、正直ビックリしました。

 やはりアメリカでは、コーチが戦略をたて、それに必要なフォーメーション(チームが機能する為のルール)を作り、それを遂行できるような選手が重宝されるようです。色々なスキルとバスケットIQが高いレベルで求められることがはっきりわかりました。

それを確信できる象徴的な出来事でした。

 『目指せ!世界基準』の活動を続けているDream 7 Japan(トルネード活動)は、アメリカの指導方法や考えや価値観を、共有できるような環境を日本国内に作っています。その環境こそが、日米の壁を越えられる一番の近道だと実感しました。
 

美優の場合も順風満帆でここまで来たわけでもないし、これからもそう行くとは思っていません。小学生のころは私がヘッドコーチを務めさせていただいている、SOGAリトルファイターズ(ミニバス)に所属していました。ここは、ミニバスながら『目指せ!世界基準』をチームコンセプトにしています。決して日本でいう強いチームではありません
1.リングの高さは305
2.女子だけどワンハンドシュート
3.自分で考える
4.まずは自分で!
5.試合結果より、自身の答え合わせ
6.あいさつや行動など優等生・模範生にならなくてもいい
7.人のことを思いやれる素敵な女性になる
 そんな中で、伸び伸びと個人スキルの練習、右利きなのにシュートは左と自由に成長してくれました。もともと持ち備えたリーダーシップはピカイチでした。



 中学に入ってからはずいぶん悩んだようです。


 

 『パスをつないでのノーマークシュート狙い』『パスを回して、背の高い子を中心に』というチームスタイルのバスケットボール部に所属しました。ドリブルやシュートバリエーションはあまり必要なかったようです。チームの顧問からは『持ちすぎ・ドリブルをするな・早くパスをしろ』など、今まで練習してきた個人スキルが封印されるようこともしばしば。
 
相談を受けましたが、「チーム事情はどこでもつきもの、先生の言うことを聞きながら、美優らしさをだせばいいんじゃないの?それでゲームに出られなくてもそれはそれだね。」「美優の目標はここじゃないでしょ?」こんな会話をしていました。
 
チームに馴染んでいくにつれ、顧問の先生も理解を示してくれて、美優らしいプレーが中学のゲーム内でもできるようになっていったことは、顧問の先生の理解力や周りの環境にあったと思います。

 一方で、美優の夢(WNBA)をかなえるためには練習時間が極端に少ない(冬場は平日30分程度)中学のバスケット部ではスキルの向上が難しいことが浮き彫りになりました。空いた時間を見つけて、小学校に練習に来るのですが、スペースもそれほどなく。ミニバスの練習も18:30には終わってしまいます。アホほど時間をとって練習する必要はない、90分の練習を週3回行えれば十分だと思っています。
 

そこで、決心したのがトルネードアカデミー愛媛の開校でした。先駆けて熊本では開校していたのですが、愛媛は二の足を踏んでいました。が、卒業した子供たちや必要としている子供たちがいることを確信して、まずは週1回のアカデミー開催から始めました。ぐんぐん育つ子供たちに後押しされながら、松山市内で4ヶ所、宇和島近郊で1ヶ所のアカデミー、約100人の子供たちが通ってくれるようになりました。
 
美優のおかげで、他の子供たちにとっても受け皿となる環境が整備されました。どんどん素晴らしい逸材が育っています(^^)

 ここで、私が注意していることを簡単にあげると、遅いものが速いもの・低いものが高いもの・弱いものが強いものに対して勝つスキルを身につけることを心がける。それは、速くなる・高くなる・強くなるという答えではありません。
 
最近は動画や参考になる文献が身近になっています。注意してほしいのは、速いもの・高いもの・強いものが行っている練習を真似て教えていると超えることはできないということ。もうひとつ、バスケットばかりが上手くなっても、素晴らしいスポーツマンにはなれないということです。
 

美優が小6の時、トルネードJr.10日間渡米した時のことを思い出します。今も昔も同じ目で夢をしっかり見据えています。本人の努力・親の理解・周りの協力が、今の美優を次へと向かわせているのだと思います。

気合を入れて書こうとすると、支離滅裂な文章になってしまいます。
 
そこは愛嬌ということで・・・。


Miki