片岡大晴選手 次への一歩

Tornadoes戦士 片岡大晴選手が、IBL ALL STARの数名の選手と招待されて、NBDLのコーチよりワークアウトを受けました。
彼のブログの題名にもあるように「出ていくことで何かが起こったようです」

でもこれも始まりに過ぎません。
http://soldier91.blog40.fc2.com/ 

彼の人としてのポテンシャルに気付いたNBDLレベルのコーチは、彼を次のステージに導いてくれました。

一人の練習生からスタートしたプロ生活。

無名でした。右も左も分からなかった。
同年代にはJBLで活躍する選手も数多くいるのに、彼は無名のスタートでした。
その彼が2009年Nippon Tornadoesに参加しました。

そして4年。

その間、チームのキャプテンも務める出世もしました。
スターティングに名前が載る実績も作りました。
無名、実力は下っ端からの昇進です。
一歩一歩努力、謙虚に努力の片岡選手です。
それでもJBLでは、まだまだトップ選手とは言えませんでした。
でも彼は諦めません。
応援してくれる人がいる限り、その時、その時に出来る事をかんばってきました。
そしてそんな彼にある機会が巡ってきました。
2011年、同チームの並里選手と共に、あのマイケルジョーダンがオーナーを務めるボブキャッツのトライアウトを日本人で初めて受けに行きました。
結局ロックアウトの影響もあり、話が先に進むことはありませんでしたが、アメリカでは「いい選手だね」って皆から言ってもらいました。
この事は常に向上心を持って前進する彼にとっては大きな自身にもなりました。
それでも、帰ったJBLのチームでは、なかなか十分な出場機会はありませんでしたが・・・。(苦笑)

そして今年4年目のTornadoes参加。
彼はとうとうJBLを去りました。
bjリーグのトライアウトを受け、ドラフトのNo1ピックアップで京都に決まりました。

下積み生活の5年。

諦めずに一歩一歩頑張ってきた5年。いいやもっとそれ以上。
その彼が、bjというステージでスポットライトを浴びた瞬間です。
でもその彼がスポットライトはそこに留まりませんでした。
日本ではそこまで有名でなくても4年もアメリカに来ると有名人の彼。
IBLコミッショナーの推薦でIBL ALL STARに選出されLA Pro. Summer Leagueでプレー。
そしてその舞台での活躍を見たNBDLのコーチに気に入られて、LAで突然のワークアウト。
凄い!

4年前に片岡選手と話をしてました。

「将来NCAAのD1クラスの選手と練習出来たらイイね」
彼は、それを手にしました。
無名でしたが、今は違います。

彼はオフ日本を離れてトレーニングを続けてきました。

アメリカに来たからといって、チームに戻って即戦力とはなってませんが、意味のあることと思って出続けました。
そして欲しかったものの一つを手に入れました。
さあ、出ることで何かを手にすることを知った片岡選手。
今後は何を手に入れる事ができるのでしょうか?
私も楽しみです。

Tatsumi Nishida

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